皆さんこんにちは今年は暖冬のようですね。朝晩の冷え込みも和らぎ過ごしやすくなって参りました。そして2月といえば 花粉症 の季節到来です、暖かくなればなるほど花粉の飛散もすすみ花粉アレルギーをお持ちの方を苦しめます。
下の表を見て頂くとわかると思いますが2月中旬から発症する花粉症の主な原因植物は杉ではないでしょうか。
何を隠そう実はわたし自身も花粉症もちで、毎年この時期からくしゃみと鼻水が出始め、目がゴロゴロ。この症状が始まって何もしないでいると3日経たないうちに鼻腔の腫れと鼻づまり、倦怠感と猛烈な目の痒みに襲われます。
※スギ | ○花粉症の最大の原因物質。日本の林業に欠かせない樹木で、戦後に大量に植林されました。 ○秋田杉や、吉野杉も植物学上は、同品種。2~4月にかけて猛威をふるいます。 |
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※ヒノキ | 日本特有の常緑針葉樹。3~5月が花粉のシーズンで、植林面積がスギを上回るところもあります。 |
残念なことに現在のところ確実な根本的療法はありませんが、対策や治療により症状を軽減することができます。
年々お薬のほうも副作用があまり出ない等良くなってきていることは確かです。
また 症状が出る前から対策や治療を開始することで症状を緩和することができます ので、早めの対応が重要です。
今回はクリニックで行う治療に焦点をあてて書きます。
一般に病院で行う花粉症の治療とは、症状を抑えることが目的の薬物療法と、アレルギー反応そのものを抑えることが目的の減感作療法があります。
薬物療法には大きく分けて、抗アレルギー薬によるものとステロイド薬によるものがあります。
抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬は、「体内の自警団」の放出した武器(ヒスタミン、ロイコトリエン)を使えなくする薬に例えられます。
こちらの抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬は患者様の症状によって強弱、強い薬またはマイルドに効く薬、
もしくはロングラスティング長時間効果が持続するかなど考慮しながらライフスタイルに合ったお薬をお出しします。
つまりポイントは症状の病型と重症度から薬剤を選択し、目や鼻などほかにアレルギー症状があれば適切な併用療法を積極的に行うことです。
一方のステロイド薬は、「体内の自警団」をおとなしくさせる薬です。重度の花粉症の場合、抗アレルギー剤のみでは十分な症状改善が見られない場合もあります。
その場合、ステロイド薬となるわけです。
即効性がありますが、反応しなければならないウイルスにも反応しづらくなるなどの副作用が出る可能性があるため経過をみて必要な場合に使用します。
またステロイド治療は患者様自身の判断にて中止してしまうと危険もあり管理が必要となります。
来院された患者さまのなかで合わないお薬を続けていらした方もいらっしゃいますし、容量が違ったかたもいらっしゃいます。
また自己判断で薬局にてアレルギー薬を購入するも風邪も併発していらした等、症状が読みにくいのも事実です。花粉症でも微熱が出ることがあります、
ながく続くようでしたら一度当クリニックにいらしてください。
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