皆さんこんにちは。すっかり秋です、朝晩ちょっと肌寒いなと感じることもありますよね。
そして秋から冬へ、そう、待ち構えているのはインフルエンザが流行る季節がこれからやってきます。当院にて予防接種受付も開始し、もう何人かの方々は受けていらっしゃいます。勿論わたしも受けました。
さて今回はインフルエンザ予防について書こうと思います。それは予防接種をしたからといって決してインフルエンザエンザにかからないことは１００％ではないからです。恥ずかしながら一昨年の話ですがわたしは予防接種を受けたにも関わらずインフルエンザA,　Bとなんと両方にかかってしまいました、院内感染ですね、でも予防接種のお陰で軽い症状ですみました。
先ず、インフルエンザは非常に感染力が強く同空間にひとりでも感染者がいてくしゃみや鼻水を空気中にまいていればうつる確率は非常に高いという事を念頭に置いてください。
周囲で流行ってきたなと思ったらこまめにうがいや手洗い、マスクを着用する、人混みを避ける、そして出来るだけ自身の免疫力を高めておく、不摂生などしないが鉄則です。
インフルエンザウイルスは湿度と熱に弱いので職場でも可能なら小型加湿器などデスク上において仕事をするなど工夫も良いでしょう。最近では薬局にてウイルス・菌を二酸化塩素分子の力で除去してくれるグッズ、据え置きタイプの物や首から下げて使用するタイプ、胸元ポケットなどに引っ掛けて使用するペン型などこれらグッズ等も利用しても良いのではないでしょうか。

インフルエンザはヒトの鼻咽頭で増殖したウイルスが、飛沫感染でほかのヒトに感染して発症します。
普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。
感染すると、1～5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。毎年12月から3月ごろに流行するこの時期に急な高熱とこのような全身症状がでたら出来るだけすぐに医療機関にかかり検査してもらいましょう。投薬も早ければ治りも早いですし重症化も防げます、気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあるからです。
それでは最後によく患者様からインフルエンザについてうける質問です参考になれば幸いです。

「いつ頃、予防注射をうてばいいのでしょうか？」

A. 回答
インフルエンザの予防接種は11月中に打っておいたらいいです

「インフルエンザワクチンの効果期間はどれくらいですか？」

A. 回答
接種後2週から5か月程度と考えられます。
季節性インフルエンザワクチンに関するこれまでの研究によると、接種後1週から2週間後に抗体が上昇し始め、1か月後までにはピークに達し、3か月から4か月後には徐々に低下傾向を示すことがわかっています。
したがってワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週から5か月程度と考えられています。

「ワクチンで、インフルエンザになっちゃうことはありませんか？」

A. 回答
ワクチンは、インフルエンザウイルスの働きをなくしてある、不活性化されているものなのでインフルエンザを発症することはないです。

「インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか？」

A. 回答
インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウイルス薬があります。

オセルタミビルリン酸塩（商品名：タミフル）
ザナミビル水和物（商品名：リレンザ）
ペラミビル水和物（商品名：ラピアクタ）
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物（商品名：イナビル）
アマンタジン塩酸塩（商品名：シンメトレル等）（A型にのみ有効）