• TEL:047-366-8811
休診日 水・日・祝日 ◎土曜日:9:00~13:00

吉田内科クリニック循環器科

問診票はこちら
診療時間
09:00~12:00
15:00~18:00
  • 〒270-2231 千葉県松戸市稔台1-11-33
    セレス稔台1F
  • 047-366-8811
  • 休診日 水・日・祝日
    ◎土曜日:9:00~13:00
当院初めての方はあらかじめ問診票に記入してお持ち頂けるとご案内がスムーズです。

院長コラムDoctor's voice

台風と喘息発作の関係

  • 2018.10.05

皆さんこんにちは。西日本に甚大な被害をもたらした豪雨から3週間以上になろうとしています。被害にあわれた方々、今なお大変な思いをされていらっしゃる方が一日もはやく普段通りの生活にもどれるよう祈るばかりです。またこの異常気象で台風が続いておりますね。先週の台風24号につづき25号も近づいてきており心配なところです。
さて、今回はこの台風にともなって悪化もしくは誘発されてうちに来院される方が増える喘息について書こうと思います。

喘息発作は天気の変化に影響を受けやすく、特に台風が近づいている時や、寒冷前線が通過する時などにも多くなります。その要因は、これらによってもたらされる気温、湿度、気圧の変化や、ダニ・カビ・花粉などのアレルゲン量の変化、大気汚染物質の変化などがあげられます。また、前日と比較して3℃以上の気温低下で発作が起きやすいともいわれています。
天気によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれ、決して気のせいではありません。
気象病として最も多くの人が挙げる症状が頭痛。ほかにも、首の痛み、めまい、耳鳴り、気管支ぜんそく、関節痛、神経痛、古傷の痛み、鬱(うつ)などあげられます。

気圧の変化は急なほど症状が強くなります。気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化されますがその急な変化に体がついてゆけず発作がでたり痛みの症状がでたりしてしまうわけなのです。台風は、気圧の変化が急激なうえ、移動のスピードが速いので患者様のなかには特にその症状が強く出るのではないでしょうか。

それでは慢性的に喘息をもっていらっしゃる患者様以外にこのように気象の変化による喘息発作に気を付けなくてはいけない人とはどんな人か。

  • ■“COPD”という言葉を耳にし、自分もそうではないかと心配している喫煙者の方
  • ■ヒューヒューゼイゼイすることがある方
  • ■動くと息切れがする方
  • ■夜中に息が苦しくなって起きる方
  • ■運動をすると蕁麻疹や呼吸困難などのアレルギー症状を起こす方

当院での治療は

1.発作を起こさないための治療(予防)

薬物療法=長期管理薬
特に吸入ステロイドを中心とした定期的な薬物療法の継続をします。

2.発作を起こしたときの治療(発作治療)

薬物療法=発作治療薬
即効性のある気管支拡張薬などを一時的に使用します。ネブライザー吸入。
症状が持続する場合は長期管理薬の増量やステロイドの点滴が必要になることがあります。

当院では、症状がなくても肺機能検査、ピークフローモニタリングによる自己管理などを行い、吸入ステロイド薬を中心にした治療を継続することで、発作のない状態を維持して元気に生活していただくことを目指しています。 症状がない時は、ついつい服薬や受診を忘れてしまう方がいらっしゃいます。“症状(発作)が起こってからの治療”ではなく発作が起きないように、呼吸が苦しくならないように治療を継続することが大切です。 発作時にのみ受診し、それも息苦しさの「ギリギリ」までがまんしてから受診するような方の中には、入院が必要になったり、生命にかかわる大発作を起こしてしまう場合もありますので気を付けましょう。

*禁煙外来も受け付けておりますお尋ねください*

〒270-2231 千葉県松戸市稔台1-11-33 セレス稔台1F
TEL:047-366-8811

PAGE TOP