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吉田内科クリニック循環器科

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院長コラムDoctor's voice

夏に気をつけたいアレルギー

  • 2018.09.01

学生さんの夏休みが終わりましたね。今年の夏休みはいかがでしたか?どちらか旅行にでも行かれましたか?わたしはなかなかお休みも取れず地元の花火を鑑賞したくらいでしょうか。

さて、夏は終わったといってもまだ暑い日が続いておりますね。そして日差しも負けておりません。ここで大人も子供も夏に気を付けたいアレルギーを書いておきたいと思います。実際今年の夏こちらの症状にて来院された方も多かったのが現状と、わたしのこどももこの症状に小学生のころ悩まされておりました。

それは日光アレルギーです。

肌にでてくる症状が主ですがひどいときは目まで痒くなります。

紫外線に当たった皮膚の部分に下記症状が現れます。症状の強さや現れる期間は人によって差があり、日光に当たっていない部分に現れることもあります。

  • ■赤み
    皮膚に赤みが現れ、ムラになります。
  • ■湿疹
    鳥肌のような細かい乾いたぶつぶつや、あせものような湿疹が現れます。
  • ■かゆみやかぶれ
    むずがゆいようなかゆさから耐えられない強いかゆさまで程度はそれぞれですが、かくことでより悪化します。
  • ■腫れ
    全体に皮膚が腫れ、熱を持つことも。
  • ■水泡(みずぶくれ)
    アレルギー反応が強いと湿疹などが悪化して水ぶくれができることもあります。潰れてしまうとさらに痛みが増し回復に時間がかかります。
  • ■蕁麻疹(じんましん)
    ミミズ腫れのように局地的に盛り上がります。

日焼け止めを塗れない目は防御もしづらく、角膜に紫外線が当たることで炎症を起こします。また水晶体は紫外線によって傷ついても修復されないため、ひどくなると重篤な病気に発展する可能性も。

目に現れる主な症状として

  • ■赤く充血
    紫外線を浴び続けると、涙液の分泌が減ることで角膜の保護がうまくなされず、充血を引き起こします。花粉症と異なり、下まぶたは光が当たりにくいため白いことが多いでしょう。
  • ■腫れ
    皮膚の薄い部分である瞼が腫れます。
  • ■涙がでる
    何もしていなくても太陽に当たると涙が出たり、しみるような感覚があります。
  • ■ゴロゴロ感
    目にゴミが入ったようなゴロゴロした違和感が続きます。

それでは原因はなぜ日光にあたると敏感に体が反応しこれらアレルギー症状を起こしてしまうのでしょうか。その人それぞれの原因特定はむずかしいのですがわかっている事だけを簡単に書きます。

体の外からの原因として

  • ■紫外線を大量に浴びた
    人間の体は、紫外線を浴びるとアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)が作られ、体を守るために抗体をつくります。ですが抗体の限界を超える大量の紫外線を浴びてしまうと、それまで平気だったのにある日突然アレルギー反応が出てしまいます。
    紫外線許容量やいつアレルギーが起こるかは、代謝や遺伝子などに関係しており、個人差があるので一概には言えません。
  • ■食品によるもの
    「ソラレン」という成分を含むセロリ、きゅうり、レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの食品が原因となることがあります。それは、ソラレンには、紫外線に過敏に反応し紫外線を受け入れやすく肌にダメージを与えてしまう「光毒性」があるから。
  • ■日焼け止めや化粧品によるもの
    最近はドラッグストアにていろいろな種類の日焼け止めが売られておりどれを購入すればよいのか迷ってしまうくらいです。私自身、低刺激のものを買い求めるのですが成分表記をみてみると意外にもその成分の種類の多さに驚きます。

日焼け止めには、「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」を使用しているものが数多くあります。特に紫外線吸収剤は、吸収した紫外線を熱などのエネルギーに変換して放出するもので、紫外線が肌に透過せずUV効果は高いのですが、肌への負担が大きい成分。光アレルギーを起こしやすい物質になっており、紫外線から守るために使ったにも関わらず、紫外線アレルギーを発症させることになるのです。

その他服薬やストレスなどで発症することもあるでしょう。

それではなってしまった時の応急処置を書きます。

それはとにかく先ず“冷やす”です。ごしごしこすったり自宅にあるくすりをむやみに塗ったりせず赤くなったところをゆっくり冷やし炎症を鎮静します。濡れタオルを何本か冷蔵庫に入れるのがいいとおもいます。目の場合もやんわり冷やします。間違っても冷えピタなど直接貼ってはいけません。痒み等の症状が落ち着いたところで病院へ。

症状をしっかり抑えるため、抗アレルギー剤の内服薬を投与する場合もあります。体の中からかゆみなどを抑えてくれるもの。ひっかくことがなくなるため、症状の悪化を防ぐことができます。

皮膚疾患がひどいときはステロイド剤の塗り薬を使用することもあります。眼に症状が出た場合は点眼薬の処方をしますので当院またはお近くの医療機関にかかりましょう。

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